私の彼は世界一の有名人。〜世界トプ選手との恋愛事情〜
『ち"なぁづ〜〜〜!!!!』



『わぁ!』



カインが勢いよく飛び込んでくる。



まって!でかい!!



ズザー!と音を立てて私の目の前で止まる。



The、DOGEZA!!!!



はい?



『ごめんなぁぁぁあー!!!
俺が、おれぇが面白半分でこんな事言ったから


ごめぇんなぁさぁぁぁあいぃぃいー!!!』



取り敢えず土下座しているカインの背中を
トントンと叩く。



はい、あれを聞いたあと頭を撫でる勇気は
全くありませんでした。



えぐ、えくっ、



と音を立てて泣いているカインの背を撫で
周りを見渡す。



レオはポーとしている、



エルはそんなレオに世話を焼いて
サンスも水を飲ませてる。



おっさんたちは、



気まずそうに頭をかいている。



『えーと、どうゆうこと?』



『それは、だな。』



そう言っておっさんがエルとサンスを見るが
首を振られる。



『千夏が店から出ていった後に
一瞬だけレオが正気に戻って、』



え、



私の顔も少しだけ赤くなる。



『レオは恥ずかしさのあまり
さらに酒を飲んで、


カインはそんなレオを止めてたんだが
レオから瓶を丸ごと口に突っ込まれて、』



おふ、



想像出来てきたぞ



『で、落ちた』



『えぇ〜〜〜』
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