私の彼は世界一の有名人。〜世界トプ選手との恋愛事情〜
『まぁ、千夏はやることがちがうしのぉ』



『ギリッ、
私は認めません。


チナツ・タチバナ。この勝負、受けなさい!』



この人、いつもこんな風なんだろーな。



だからこの人のチームは敵対心が強いのか



仕方ない。



『いいですよ』



『千夏!?!?』



ルートの驚いた声が聞こえる。



『その変わり、
私が勝ったら二度と文句は言わないで下さい』



『いいわよ』



ふん、と鼻で笑ったテイラーさんは
監督の1人を連れてどこかへ行ってしまう。



はぁ、大丈夫?これ?



『やれやれ、補助監督まで
勝手に決めてしもーて』



総監督のため息に苦労が伺える。



どんまい!



朝からカインが二日酔いだのどーだので
走り回ってたもんね。



レオ?



レオは二日酔いにならないんだって。



凄いよねー。



『千夏』


『はい』



『こちらはタリバン・スカインだ』



『よろしく』



爽やかな凛々しいおじ様って感じの監督が
片手を出すので握手をする。



『好きに使え』



『え、いいの?』



総監督の言葉に驚くがタリバンさんは
苦笑するだけだ。



この笑顔は慣れてるな。



『よいよい、
タリバンは良くも悪くも
人当たりが良すぎだからの』



じゃ、選手決めは1時間後な



と言ってルートと総監督は
さっさと行ってしまう。



自由人。



『じゃあ、欲しい選手でも
ピックアップしておきますか?』



『はい』



うん、ふつーにいい人。
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