私の彼は世界一の有名人。〜世界トプ選手との恋愛事情〜
試合が終わり全員が集合する。



サポートの人達が
全員にスポドリとタオルを配り終わるのを待つ。



中には入らず外にいるのは
ただ単にまだ汗が流れ出しているからだ。



まだ試合の興奮が冷めないのか
みんなが口々に試合の感想を言い合う。



ほんとに鼻で笑ってやっただの、



テイラーの顔に笑っただの



様々な声が上がる。



てか、本人たちまだ更衣室に
戻ってないでけど



少し離れた場所でダラダラとしており
更衣室に戻るように言われている相手チーム。



こっちのチームの楽しそうな感じとは
正反対の空気が流れている。



ん?



私を半円で囲むように円になっていた
チームメイトの後ろの方が騒がしくなる。



『どうかしたの?』



近くにいるバカーズ3人を見ると
3人はたのしそうに笑う。



え、なに?



人垣が無理やり割られて出てきたのは



レオ?



あれ?



なんで?




3人を見るがニヤニヤとするだけで
何も言ってこない。



もー、



レオの顔を見るといつもより不機嫌そうに
眉にシワがよっている。



あれー?怒ってるー?



なんでー?



え、悪いことした?私。



てか、怖い。



ジーと見続けられるこも数分。



いや、数秒だったのかもしれないけど
すんごく長く感じた!



『2度目はないぞ』



ようやくレオが口を開いた。



2度目?



ぱちぱちと目をしばたたかせる。
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