私の彼は世界一の有名人。〜世界トプ選手との恋愛事情〜
始業式1日前。帰国後。



「ただいまー」



って言っても誰もいないか。



ガランとした家の中を見て
小さくため息をつく。



キャリーケースを持ち上げ
リビングに持っていく。



広げると出てくる大量の荷物。



うへ〜。



洗うもの片付けるものお土産。



それぞれに一旦分ける。



.....多い。



向こうで洗い物は全部してきたため
一応洗い物は少ないが、



片付けるものが多い。



ため息を付いて行動開始。



洗濯物を洗い、携帯日用品を片付けて、
お土産をカバンに



おっし!完璧!



きれーに片付いたリビングに
満足に頷く。



あ、



忘れてたー。



そう思いながら2階に上がる。



机の上に置いてあるそれ。



【進路希望調査】



書いてなかった。



海外に付けてある丸に、
次は全く迷わない。



そんな自分に苦笑する。



迷わずに書き込んでいく。



【希望進路先
イングランド ハックローバード大学】



ヨーロッパ屈指の難関大学。



今の私の学力じゃ
合格する確率は6割程度。



せめて8割まで持っていかないと。



遊びもできないし、
ラグビーだってもう関われない。



手をにぎりしめる。



もう、迷わない。



もう、決めたんだから。
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