私の彼は世界一の有名人。〜世界トプ選手との恋愛事情〜

「なぁ、千夏」



「ん？」



「千夏ってさ、
リックリーストン大学受けんの？」



「いや、ハックローバード大学だよ？」



「問題、ちょー似てる。」



「え？嘘。」



え、そんなことある！？



急いで覗き込むとほんとに似ている。



英語と日本語という所を抜けば
問題の出し方も問題の難易度もそっくりだ。



「なんで」



「リックリーストン大学ってさ、
もしかしてイギリス？」



「あぁ、イギリスのイングランドにある」



「一緒だ」



「は？」



「同じ国！
ハックローバード大学と！」



「もしかして」



「まさかの」



2人してばっ！とそれぞれの大学の
カタログを引き出す。



そして一番後ろを見ると、



「「ある！！」」



「まさかの」



「姉妹校。」



ハックローバード大学とリックリーストン大学は
イギリス屈指の難関大学。



姉妹校でもおかしくは無い。



「まじか、」



「いやー、ありがたい。」



「確かに、教え合いしやすいな」



結翔の言葉に頷く。



姉妹校で同じ国にあるなら
問題が似てたり問題の形式が一緒なんて
ざらにある事だ。



「じゃあ、これからもよろしくね」



「任された」



にひひ、と2人で笑い合う。