私の彼は世界一の有名人。〜世界トプ選手との恋愛事情〜
「宮垣」



「へい」



居酒屋か!



とツッコまれながら結翔が前に行く。



て、事は次は私か。



「橘」



「はい」



前に取りに行く。



先生の手に握られている最後の1枚。



その右端にはしっかりと橘 千夏の文字。



「そんなに固くなんな」



先生の苦笑に軽く笑う。



いや、これは絶対笑えてねーな。



受け取ると開かずに席に戻る。



「はい、配り終わったから席つけー」



先生の声にゾロゾロと席につく。



「お前ら
これで大学受験が決まったわけじゃない、


これで凹むな。
全力でぶつかってこい。」



ニヤッと笑った先生。



ほんとにあんた国語の先生?



体育に間違えたんじゃない。



全員の返事が教室に響く。



そのまま帰りのHRも終わり
人がまばらになる。



「準備はいい!?」



「「「おうよ!」」」



「いっせーのせ!って開けるのよ!」




「「「おうよ!」」」



イツメン4人で集まり
さっき貰った結果表を互いに突きつけ合う。



「いくよ!」



真弓の声で切り取り線に手をかける。



「いっせーのーせ!!!!」



ビリリ!!!



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