私の彼は世界一の有名人。〜世界トプ選手との恋愛事情〜
「んー、美味しー」



「絶品。」



うん、美味しい。



毎日賑わう繁華街はラグビー場からも近く、
風見地自動車の工場で働く人が多い。



実際、ラグビー選手もここにいるのが多く
そういう意味でも人気のスポットだ。



「あれ〜?千夏ちゃん?」



え、



この、声は、



後ろから聞こえてきた声に
ロボットのようにギシギシと鳴らしながら
振り向く。



「きり、しま選手。」



「「「きゃぁぁぁあー!!!!」」」



相変わらずの甘いマスクに
親友たちの声が上がる。



うるさい!!



「おや、ホントや、
橘さんとこの娘さんやないか」



「か、勝谷(かちたに)選手まで!!」



またどっかから喜びの声が上がる



「今日はレ....」



オと発音する前に近づいてかるーく足を踏む。



それは、まぁ、



体第一のスポーツマンですので
思いっきりは踏めませんね。



「レオって言葉ださないでください。


私と霧島さんと勝谷選手は
母繋がりで少しだけ知り合ってるだけですから」
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