私の彼は世界一の有名人。〜世界トプ選手との恋愛事情〜
あそこに蹴れば突破できる。



あ、見た。



『11番が右端に蹴って....』



え?



やめ、た?




左に投げてボールが進まなくなる。



なんで?



『おや、嬢ちゃんが、外すなんて珍しい』



『あの11番、分かってて外した。』



『お?どういう事だい?』



『わざと右端に蹴らなかった』



『へーまたなんで?』



『分からない。
へたっぴなのかも。』



気づいても出来ないほどの。



いや、気付いてもいないかも



『カッカッカッ!!
はー!お嬢ちゃんは笑わせてくれるねぇ!』



『む、なんで?』



『あの11番は20歳で代表入りした天才だよ』



『あれが、代表?』



『おう!期待の新人!
今21歳の全く笑わない鉄人さ』



あれが、代表。



もしかして、代表って



『くっそ弱いの?』



『へ?』



『もしかして、ニュージーランド代表って
世界でもランク下の方?』
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