私の彼は世界一の有名人。〜世界トプ選手との恋愛事情〜
大丈夫だと。



トレーナー達に近づく。



「千夏ちゃん、ほら、下がらないと」



ある程度の処置が終わり霧島選手が立ち上がる。



トレーナーに腕を引っ張られるが動かない。



「霧島選手」



「ん?」



「疲労骨折、そこまで来ると
ボルト1本じゃ足りなくなりますよ」



言いたかったのはそれだけ



トレーナーが驚いて動きを止めている隙に
ピッチから退場する。



「おい!ほんとか霧島!!」



「っ、大丈夫だって!」



「大丈夫なわけあるか!
千夏ちゃんが言ったことが本当なら
お前もしかしてあの時から!」



「もう治ってる!」



「さっきのでもう1回ったんだろ!」



「だから、大丈夫だって!」



「このまま放置すると日本代表合宿に
参加出来ないぞ!」



「うるせぇ!
怪我してここで抜けても俺は
参加が危ういんだよ!」



「そんなことは、」
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