私の彼は世界一の有名人。〜世界トプ選手との恋愛事情〜
『ありがとうございます。』



タクシーに料金を払っておりる。



目の前には白い大きな建物。



入口は大きく空いており、
ここは観客の入口でもあるため
大人数が入れるようにしてある。



ハウスクリット合宿所。



世界有数のラグビーの合宿所。



世界最高峰の科学技術と
トレーニングの
プロフェッショナルが揃っている。



慣れたその場所に入る。



当たり前のようにガラガラなここは
左にいる受付の女性をすぐに見つけれる。



『こんにちは』



『あぁ、合宿だ。』



『はい、招待状を拝見させていただきます』



手紙を差し出す。



『ありがとうございます。
レオルド・スミス様ですね。


合宿中のお部屋は506号室です。
説明は受けられますか?』



『いや、覚えてる』



『では、ご健闘をお祈りします。』



『ありがとう。』



観客席に行くためには目の前の階段を上るか、
横に続く長い廊下で他5箇所に設置されてる
大きな階段まで行かなければならない。



その廊下より手前にある少し細い通路に入る。



正面玄関から左側のステージの後ろに
ある建物は選手の宿泊施設。



右は監督たちの宿泊施設と
ミーティングルームやトレセンなど。



会場でありながら
全ての性能を揃える施設。



それがこのハウスクリット合宿所だ。
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