私の彼は世界一の有名人。〜世界トプ選手との恋愛事情〜
ニュージーランドに来て5日がすぎた。



あと3日で合宿が開始する。




『レオ』



『サンスにカイン。何の用だ』



もうほとんどの選手達が集まり。



俺の見知った顔も多くなってきた。



前回大会で監督に
アホーズと名ずけられた5人組のうち
2人以外は全員集まった。



ちなみにサンスとカインもアホーズだ



『ほんとに、ほんとに
千夏呼ばなくていいのか?』



『だから、合宿に連れてこれるわけが......』



きゃぁぁー!!!



甘い歓声が入口の方から聞こえる。



『あいつか、』



サンスが呆れたように呟く。



絶対確実に俺たち3人は
同じ人を思い浮かべてる。



『練習。』



ぼぞっと呟くとコートの入口へと向かう。



ガシッ、



『お、俺は、時差ボケで....』



『治ってんだろーが』



『いや、キツイ』



『いくぞ』



肩を持たれたままズルズルと引きずられる。



FWのスクラム最前列のカインには
どう足掻いても勝てん。



観客席の所から顔だけ出す。



3つの団子状態だな。



あいつのために来ているサポーターの
写真を撮る量が増えたとか絶対気のせい。



こっち向いてるとかまじ気の所為。
< 90 / 191 >

この作品をシェア

pagetop