月夜に笑った悪魔
両想いの力って本当にすごい。
……好きな人と一緒にいる時間って、やっぱり幸せだなぁ。
なんて思っていると顔が近づいて。
「……んっ」
再び重なる唇。
強く重なって、さらによく伝わる感触。
舌まで差し込まれ、漏れる声。
課題をやらないといけない、というのはわかってる。
わかってるけど、彼の熱が私の思考回路を鈍くさせる。
甘い熱に深く触れたら離れられなくなる。
……離れたくない。
むしろ、もっと触れたい。
触れてほしい……。
ぎゅっとシャツをつかんで、舌を絡め合わせた。
そうすればさらに激しくなるキス。
お互いを求め合うようにキスを繰り返していると、大きな手は制服のスカートの中へ──……。