月夜に笑った悪魔


丸見えのキャミソール。
彼の大きな手はキャミソールの下へと侵入し、直接肌に触れると捲りあげながら滑っていく。



「……っ!」


胸元にチクリと痛みがすれば、今度は鎖骨に。


柔らかい髪がくすぐったい。
……たまらなく愛おしい。


何度目かわからないチクリとした痛みを感じたところで、彼の唇は私のお腹におりて。


全身が熱に支配される。




お腹にキスを落とされるのと同時に、足に触れてくる手。
ついにはスカートの中に手を入れられ、太ももをなぞるように触れてくる。



乱されるスカートの裾。
私の足と足の間に、彼の足があるから閉じることもできない。



満足したのか彼はお腹にキスをやめたと思ったら、今度は私の左太ももを大胆につかんで。


つかんだ部分に吸い寄せられるように暁が近づき、太ももの内側に口付け。




「そこ……やぁっ、んっ」


最初は優しいキス。
それから舌を這わせ、強く吸い付く。

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