月夜に笑った悪魔


千梨も車の窓を開けると、大きく手を振る。


「お兄ちゃんがんばれ~~!」


私もまた窓に張り付くように外を眺めていたんだけど……車酔いしてダウン。









──数十分後に海に到着したが、私は階段に座って大人しくしていた。


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