愛は惜しみなく与う②
突撃
----

作戦会議は難航していた


「絶対門前払いですね」

新はため息をつく。組に入ってる新ですら、最近は家に入るのに一苦労らしい。

そして泉の父親は、離れにいるらしく、その離れには、全く近寄らせて貰えないらしい



あたしはそこがすごく引っかかる。
まだ引退するには早すぎる年齢やろうし、なんで裏に回ったかや。
悪いことは裏の方がしやすけどな…


「今は、泉のお父上の派閥には殆ど人は残ってないらしいです。お父上は裏で若い人たちを動かしていますが、その若い人たちが厄介でして…薬などを実行しているのは、そのあたりですね」


泉の父親のそばにはゴトウと呼ばれてる御付きの人がいるらしい。
その人が、1番強くて、頭もいいらしい


もしかしたら、泉の父親がギリギリでも保ってられるのは、そのゴトウさんのお陰かも


ただ、ふつうに家に行くだけじゃ、確実に追い払われると新は言った


ほなどうするよ


「侵入??」

「もう、また危ないことしようとする!」

慧にダメだよと諭される
< 116 / 419 >

この作品をシェア

pagetop