愛は惜しみなく与う②
その後は4人から母屋での事を教えてもらった。案外そっちもハラハラドキドキで楽しそうやったんやなって思ったけど…
言ったら怒られそうやから言わない
「せや!忘れてた!エロ本!」
「杏…男の部屋でそれを探すのはちょっと…」
やめようよ?と響に可愛く言われるが、こんなチャンス滅多にないで?
「確かに…泉のそういう話聞きませんし、私も少し気になりますね」
新がクスっと笑う
朔はもちろんノリノリ
慧は、怒られないようにしなよ?と一歩引いている。
とりあえず典型的な、ベッドの下を!!!!
バっっ!と覗くが何もない
「ちなみに、朔はどこにエロ本隠してたん?」
「は?俺!?俺は別に…教科書とかと同じところに並べてた」
おおお
男の子っぽい!!!!
じゃあ慧は?そう聞こうと、慧の方を振り返ろうとしたら、物凄い力で頭を固定された
うげぇ
首が埋まるぅぅ
「お前は…大きな声でなんて事を聞いてるんだよ。廊下までエロ本って聞こえてるぞ」
呆れた顔で泉が帰ってきた