愛は惜しみなく与う②
「なぁ、なんでそんなにアホなん?」

「す、ストレートすぎっす!」

「いやいや、聞いてたら分かるやん?この学校の先生、わりと教えるの上手い思うで?何があかんって、あんたらの脳みそや」


ぎゃぁーーー杏さんに教えてもらうの怖いーーー余計泣きながらあたしの周りから散って、新の所へ行った

ふう

あしらえた


テスト範囲である数学のページに目を向ける



なんで分数の掛け算割り算がテスト範囲やねん…


全教科100点取れる自信しかない
一応昔から英才教育ってやつで、勉強はそれなりにしてきた。

まぁ中学から志木を連れ回して、ヤンチャしてたから、あんまり勉強はしてなかったけど、テスト前に志木に教えてもらうだけで、なんとでもなった

一応呼び出しとか食らうと、面倒やしな?


「おい!杏!ここ教えろよ!」


朔は、教えてもらう態度ではない。まぁええわ。泉にも頼まれてるし、新と慧2人では、この人数教えきれへん


朔なら本気で教えても、ついてくるやろう…



「ええで、そこ座り」

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