愛は惜しみなく与う②
そして父親同士の抗争があり、金城さんの父親は引退に追い込まれた

金城さんはその時、父親の引退を喜んだ


金城さんの父親は薬に手を出したり、犯罪まがいのことに手を出していた。

だから金城さんは、これでいい。そう言っていた

烈火ともその時に、喧嘩に組を出したことを謝り和解した。


はずだったんだけど



2年前、北の組のことが耳に入って聞いたんだ。


泉の父親である組長も、金城さんの父親と同じような事に手を出していると



そして金城さんは言った



「同じようなことしてんじゃねーかよ。そんな奴らに俺の親父の組は潰されたのかよ。約束したじゃねーか」


そう怒っていた


約束


俺は知らないけど、金城さんと泉が、5年前にした約束のことらしい


内容は教えてくれなかったが、泉の父親が荒れだしてから、金城さんは、烈火のことを悪くいうようになった


一時は北と東で同盟を組もうかという話も出るほどだったのに…


突然金城さんは、北への侵略を決めた


そして今に至る

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