愛は惜しみなく与う②
一瞬倉庫ないがシーンとした
朔は口を開けてパクパクとする
響は悪気はないのか、泉に伝えといたほうがいいかなと思って…と言う
そのあと無言の泉に朔が睨まれたのは言うまでもない。
「大丈夫やで?ベルトガチャガチャするところで止まったし」
「いや、それフォローになってねぇから!」
おいぃ!と朔がツッコミをいれる。おもろ
朔は関西人よりもツッコミが早い
そんなことで寝起きからワイワイしていると、ふらふらの海斗さんがトイレから出てきた
「や、やぁみんな。君たちは元気なのかい?」
「酒飲んでたの海斗さんだけなんで」
「そうかい…ちょっと泉?家まで送ってくんない?」
「そんなことだろうと思ってましたよ。バイクか車、どっちがいいっすか?」
「車だともっと酔うから、バイクで」
バイクも後ろから落っこちそうで危ないけどなぁ。泉は落ちたら自己責任と言って、バイクに海斗さんを乗せた
「ちょっと送ってくる。朔と響は勉強しとけよ」
パパみたいなことを言って、泉はバイクを走らせた