愛は惜しみなく与う②
まぁ、怒ってる志木って究極に面倒やし、ほっといてええか
言われた通りにLINEをすると、再び電話がかかってきたが、本当に面倒くさそうな気がして、電話は無視した
「あたしも風呂入ろかな」
なんかこうさ?色々情報が頭に入ると疲れるねんな。特にスコーピオンの事って、落ち着いて整理したいのに、勝手に頭に血が上る
風呂でもゆっくり浸かりながら、考え事してるほうが良さそう
雨もまだまだ止みそうにない
「…家でお風呂入りませんか?」
「なんで?そりゃまあ、下着の替えとかは持ってないけど…」
なんか泉みてたら、ええなって
スッキリして出てきよるし、あたしもお風呂つかりたい!
家まで待つって、雨土砂降りやし
「今色々聞いたから、頭整理したいの!今!!!やし入る!」
びゅーーんと泉と新の間をすり抜けて、風呂場らしき所へ突撃する
そして言葉を失う
「え?ジャグジー?」
普通に思ってんけど、カラオケになんで風呂ついてんの?てかジャグジー?てか、なにこの広さ。てか何?
「照明がピンク…」
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