愛は惜しみなく与う②

意味わからん


「あー、なに?子供扱いしたの怒ってんの?はいはい、すんませんでした」


朔の目を見て少し嫌みったらしく言ってやった

すると更に顔が赤く……

よくわからへんわ


「朔?杏の膝可哀想だろ?」


横からピョコっと響がでてきて、あたしの脇に手を入れて立たせてくれた。
まぁ、紳士ね

あたしの膝をついでにパンパンと払う響


「えーよえーよ。手汚れるで」

「朔は馬鹿だよ。自分の感情だけで動くなよ」


何故か響は朔にお説教するような話し方。それに対して朔は、うるせぇ!と言い立ち上がって、あたしのてからテスト用紙を奪う


「なんやねん、あいつ」


拗ねたように朔は教室を出て行った
嬉しそうにしとったのに、急に…


「杏、気にしないで!朔は俺に点数負けたので少しイライラしてるだけだよ」


だから大丈夫。そう笑った

癒しや…


「わかった。まぁケロッと戻ってくるやろ。響は点数よかったんか?」


ばっちりだよ!とピースサインをする響の頭も撫でておく。よしよし

やればできる子やなぁ
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