愛は惜しみなく与う②
蹴り飛ばした2人も起き上がる
女の子はヨロヨロと立ち上がって心配そうにこちらを見ている
「大丈夫やから、逃げて」
「で、でも…あなた怪我…」
「ありがたい事に、人様より丈夫にできてんねん。大丈夫やから…」
ほんま守りながら戦える余裕ない
「はよ!あんたら守りながらこいつらの相手できひんねん!!!」
少し怒鳴るとビクっとして走り去った
それでええ
普通の女の子やった
それに手だすなんて
「チーム自体腐ってんのちゃう?」
右手で左肩をおさえこむ。さっきみたいに、ガコンと肩がハマる気配がない
「こいつだ!金城さんが言ってた女は!」
「捕まえろ!」
「簡単に捕まるかっての!」
こうなれば戦わん!!猛ダッシュや!!
なんせ走りには自信しかないからな
ヒョイっとフェンスを飛び越える
校門まであと少しやけど目立ちすぎるから、塀でもなんでも越えて学校から出よう
左腕動かへんし走りにくいけど
こいつら撒くぶんには余裕な気がする
猛ダッシュしてて少し違和感に気づいた
女の子はヨロヨロと立ち上がって心配そうにこちらを見ている
「大丈夫やから、逃げて」
「で、でも…あなた怪我…」
「ありがたい事に、人様より丈夫にできてんねん。大丈夫やから…」
ほんま守りながら戦える余裕ない
「はよ!あんたら守りながらこいつらの相手できひんねん!!!」
少し怒鳴るとビクっとして走り去った
それでええ
普通の女の子やった
それに手だすなんて
「チーム自体腐ってんのちゃう?」
右手で左肩をおさえこむ。さっきみたいに、ガコンと肩がハマる気配がない
「こいつだ!金城さんが言ってた女は!」
「捕まえろ!」
「簡単に捕まるかっての!」
こうなれば戦わん!!猛ダッシュや!!
なんせ走りには自信しかないからな
ヒョイっとフェンスを飛び越える
校門まであと少しやけど目立ちすぎるから、塀でもなんでも越えて学校から出よう
左腕動かへんし走りにくいけど
こいつら撒くぶんには余裕な気がする
猛ダッシュしてて少し違和感に気づいた