午前三時二分
コンビニでコーヒーを買った。
湿度の高い蒸し暑い夜にホットで頼んだ。
手に持ったカップから熱が伝わってくる。
ただでさえ暑いのにさらに過ごしにくくなった。
クラブから出てきた学生たちが聴く音楽に、
勝手に底の浅さを決めつけてしまった。
スマホから安い音を流しながら、
大声で歌っている。
女性を女と言う人が嫌いだ。
人にお前と言う人が嫌いだ。
彼らはそういう人間だろう。
「てか、まじでこの前の女やばかったー」
「は?お前また持ち帰ったのかよー」
てか、まじで持ち帰ったって何だよー。
生物に使わなくねー。
などど言いたくなった。
私が何を言おうと届くまい。
生きているサーバーが違えば、方針も違う。
一度入ってしまったサーバーは中々変えられない。
民度の低いサーバーだってある。
民度が高いのを気取っているサーバーもある。
私は後者だ。
恐らく前者のほうが充実し、楽しい。
あちら側にいきたい訳ではないが、
いきたくない理由もない。
むしろ、いきたい理由のほうが多いかもしれない。
ただもう、変えられない。
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