今夜、桜の木の下
「車椅子押すなんて事滅多にないし、ていうかした事ないし!ちょっとやるだけなら楽しいね笑」
「でも分かるよ、ちょっとやるだけって言うのがね笑」
美奈とエレベーターに着くまでに本当に他愛もない話を沢山した、もっと話したかったけど
エレベーターに着くのはやっぱり早くて
気が付いたらもうエレベーターの前に着いていた
「着くの早いね」
「あーあ帰りは自分で漕がなきゃならないのかー」
「おい!笑」
美奈は車椅子から手を離してボタンを押した
来るまでちょっと時間かかるかなーと思ったら
すぐに来ちゃって寂しくなった
「じゃあ今度こそ!またね!」
美奈はエレベーターに乗り込んで閉ボタンを押して私に言った
私は片手で車椅子を扉の目の前まで漕いで
美奈を見送った
「今日はありがとう!ばいばい!」
美奈は扉が閉まるまで両手をブンブン振って
美奈らしい優しい笑顔で帰っていった
なかなか病室に誰も来ないもんだから
今日美奈が来て凄く嬉しかった
「リハビリ頑張らなきゃ!」
私は1人で美奈が来た喜びとリハビリを頑張る理由ができて小声で鼻歌を歌いながら
頑張って車椅子を漕いで病室に戻った
「でも分かるよ、ちょっとやるだけって言うのがね笑」
美奈とエレベーターに着くまでに本当に他愛もない話を沢山した、もっと話したかったけど
エレベーターに着くのはやっぱり早くて
気が付いたらもうエレベーターの前に着いていた
「着くの早いね」
「あーあ帰りは自分で漕がなきゃならないのかー」
「おい!笑」
美奈は車椅子から手を離してボタンを押した
来るまでちょっと時間かかるかなーと思ったら
すぐに来ちゃって寂しくなった
「じゃあ今度こそ!またね!」
美奈はエレベーターに乗り込んで閉ボタンを押して私に言った
私は片手で車椅子を扉の目の前まで漕いで
美奈を見送った
「今日はありがとう!ばいばい!」
美奈は扉が閉まるまで両手をブンブン振って
美奈らしい優しい笑顔で帰っていった
なかなか病室に誰も来ないもんだから
今日美奈が来て凄く嬉しかった
「リハビリ頑張らなきゃ!」
私は1人で美奈が来た喜びとリハビリを頑張る理由ができて小声で鼻歌を歌いながら
頑張って車椅子を漕いで病室に戻った