故意恋?!
私の日常

ショートカットの女のコ

|《ショートカットの女のコ》

女のコは、ずっとお姫様を夢見てきた。
美しいロングヘアーにきらびやかなドレス、
色白の肌に大きな瞳、。
お姫様は誰よりもずっと女の子らしかった。
声も口調も何もかも・・・。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「キャー!」

「祐葉せんぱーい!!」

ショートカットの短い髪、少し焼けた肌、
髪に合わない大きな瞳、スカートの似合わない、
筋肉のついた脚。

「よっ!祐葉。今日もモテモテだな!」

いきなり肩を小突いてきたのは、
親友の楢橋 翔馬。

「いってぇなー、なんだよ翔馬!」

翔馬は小学校からずーっと一緒だ。
私と翔馬はサッカーをやってたからずっと仲がいい。

「おまえなぁー!最近サッカー部にも顔出せよな!」

「はいはい。分かったよ」

サッカーをやってたと言っても、今は帰宅部だ。

なぜ帰宅部にしたかと言うと、、、、。


私には好きな人がいるからだ。
こんな男みたいな見た目だから、女の子にばっかりモテるのだが、私も女だから好きな人ぐらいいたりする。

その好きな人というのが、、、


「柄本!!おはよう!今日は放課後勉強しないのか?」

そう。
この篠矢先生だ。

私は放課後残って篠矢先生に勉強を教えて貰うために、サッカー部を辞めた。

こんな理由で驚く人もいるだろうが、
私は意外と一途だ。
意外とな・・・//。

こんな私の日常が、目まぐるしく変わっていくなんて・・・、。


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