エリート御曹司と愛され束縛同居
1.青天の霹靂
朝から晴天が広がる八月半ばの朝、出勤すると後輩である三浦佳奈ちゃんが既に受付席に着いていて、電話応対をしていた。
「はい、岩瀬ですね。かしこまりました、伝えます」
そう言って受話器を置いた後輩に背後から声をかける。
「おはよう、佳奈ちゃん。早いね。今の電話、私あて?」
「おはようございます。総務課の朋井課長からでした。澪さんが出勤したら総務課に来るようにと伝言を預かりました」
朋井課長は受付業務担当である私や佳奈ちゃんの直属の上司になる。
「なにかあったのかしら?」
課長に朝から呼び出されるなんて珍しい。
「特に急ぎ、と仰ってはいなかったですけど……」
手早く私物バッグをカウンターの下の置き場所に収納する。
「とりあえず総務課に行ってくるね」
「はい、こちらは任せてください」
頼もしい後輩に受付業務を任せてエレベーターホールに向かう。
「はい、岩瀬ですね。かしこまりました、伝えます」
そう言って受話器を置いた後輩に背後から声をかける。
「おはよう、佳奈ちゃん。早いね。今の電話、私あて?」
「おはようございます。総務課の朋井課長からでした。澪さんが出勤したら総務課に来るようにと伝言を預かりました」
朋井課長は受付業務担当である私や佳奈ちゃんの直属の上司になる。
「なにかあったのかしら?」
課長に朝から呼び出されるなんて珍しい。
「特に急ぎ、と仰ってはいなかったですけど……」
手早く私物バッグをカウンターの下の置き場所に収納する。
「とりあえず総務課に行ってくるね」
「はい、こちらは任せてください」
頼もしい後輩に受付業務を任せてエレベーターホールに向かう。
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