Who is the Angel of Dealh？

僕がそう言うと、ニアは「違います！私はやっていません！！」と必死に無実を主張する。でも、もう遅い。

「お前が死神なんだな！？」

部屋の扉が開き、村人たちが数人入って来る。そして抵抗するニアを縛り上げ、「どうしますか？」と僕に声をかける。僕の答えは一つだ。

「処刑だよ。今日の夕方に絞首刑にしよう」

ニアは体を震わせ、「嫌です！」と泣き叫ぶ。

「私は昨日はダイアナの家にいました！私に殺人は不可能です！！」

「ダイアナの家？信用できないな〜」

「本当の話です！！ダイアナに聞けばわかります！！」

しかし、ダイアナはあんな性格だしやっぱり信用できない。僕はニアを連れて行くように命じた。

そして夕方、処刑場に僕が行くと処刑台が完成していた。その台の上に目隠しをされ、手を後ろ手に縛られ、足を縛られたニアが震えていた。

「死神よ、お前はこの世を去るのだ！！」

死刑執行人がそう言うと、ニアは「嫌！！死にたくない！！私は何もしていないのに！！無実なのに！！」と言って暴れ出す。