初夜から始まる夫婦事情~一途な次期社長の溺愛は鎮まらない~
柊哉さんと過ごす休暇は、充実していて楽しかった。
初詣とお互いの家に行く以外は近所で買い物を兼ねた散歩をする程度だったけれど、知らなかったお店を発見したり、居心地の良さそうな公園で過ごしたり、のんびりと普段の疲れを取ることが出来た。
思い立ってふたりで部屋の模様替えをしたり、一緒に料理を作ったりが嬉しくて休暇はあっと言う間に終わってしまった。
一月四日の仕事初め。
いつも通り、柊哉さんは車、私は電車で出勤する。
新年のオフィスは雰囲気が明るい。だいたいの人が休みを満喫したであろうすっきりした顔をしている。
挨拶を交わしながら自分の席に着くと、直ぐ後に小林さんがやって来た。
「おはようございます」
「小林さん、おはよう。今年もよろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします……ってみんな同じ挨拶になってしまいますね」
小林さんは疲れたような溜息を吐く。溌剌とした人々の中で彼女だけが元気がないように見えた。
「顔色が悪いみたいだけど大丈夫?」
「はい、昨日新年会でちょっと飲み過ぎただけなんで」
「そうなんだ」
どうやら彼女も休暇を満喫したようだ。
初詣とお互いの家に行く以外は近所で買い物を兼ねた散歩をする程度だったけれど、知らなかったお店を発見したり、居心地の良さそうな公園で過ごしたり、のんびりと普段の疲れを取ることが出来た。
思い立ってふたりで部屋の模様替えをしたり、一緒に料理を作ったりが嬉しくて休暇はあっと言う間に終わってしまった。
一月四日の仕事初め。
いつも通り、柊哉さんは車、私は電車で出勤する。
新年のオフィスは雰囲気が明るい。だいたいの人が休みを満喫したであろうすっきりした顔をしている。
挨拶を交わしながら自分の席に着くと、直ぐ後に小林さんがやって来た。
「おはようございます」
「小林さん、おはよう。今年もよろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします……ってみんな同じ挨拶になってしまいますね」
小林さんは疲れたような溜息を吐く。溌剌とした人々の中で彼女だけが元気がないように見えた。
「顔色が悪いみたいだけど大丈夫?」
「はい、昨日新年会でちょっと飲み過ぎただけなんで」
「そうなんだ」
どうやら彼女も休暇を満喫したようだ。