初夜から始まる夫婦事情~一途な次期社長の溺愛は鎮まらない~
少しだけ残業をしてから、退社した。
自宅最寄り駅のスーパーで食材を買ってから、のろのろ歩く。
柊哉さんと顔を合わせる前にこの憂鬱な気持ちから浮上したい。
料理に集中していたら、余計なことを考えずに済むのかな……。
今日のメニューはトマトパスタに、ブロッコリーサラダ、コンソメスープ。
スープとサラダを同時進行で作っていると柊哉さんが帰宅した。残念ながら、私の気持ちは全く
回復していない。
それでもなんとか笑顔を作り彼を迎える。
「柊哉さん、お帰りなさい」
「ただいま」
彼は爽やかな笑顔を浮かべた。連休明けの仕事疲れは見受けられない。
スーツから楽な部屋着に着替えをすると、夕食作りを当然のように手伝ってくれる。
「コンソメスープか」
「うん。キャベツとウインナーが余ってたから」
柊哉さんは私がカットしておいた具材を引き取り鍋に入れる。
一人暮らしをしていただけあって、大抵の料理のレパートリーは頭の中にあるみたい。
率先して家事をやり手際も良い。普段は頼もしい限りだけれど、今は複雑な気持ちだった。
自宅最寄り駅のスーパーで食材を買ってから、のろのろ歩く。
柊哉さんと顔を合わせる前にこの憂鬱な気持ちから浮上したい。
料理に集中していたら、余計なことを考えずに済むのかな……。
今日のメニューはトマトパスタに、ブロッコリーサラダ、コンソメスープ。
スープとサラダを同時進行で作っていると柊哉さんが帰宅した。残念ながら、私の気持ちは全く
回復していない。
それでもなんとか笑顔を作り彼を迎える。
「柊哉さん、お帰りなさい」
「ただいま」
彼は爽やかな笑顔を浮かべた。連休明けの仕事疲れは見受けられない。
スーツから楽な部屋着に着替えをすると、夕食作りを当然のように手伝ってくれる。
「コンソメスープか」
「うん。キャベツとウインナーが余ってたから」
柊哉さんは私がカットしておいた具材を引き取り鍋に入れる。
一人暮らしをしていただけあって、大抵の料理のレパートリーは頭の中にあるみたい。
率先して家事をやり手際も良い。普段は頼もしい限りだけれど、今は複雑な気持ちだった。