初夜から始まる夫婦事情~一途な次期社長の溺愛は鎮まらない~
恋をした
不安を打ち明け、柊哉さんの想いを聞いたことで、私達の間にあった壁は無くなった。
これからはお互いひとりで悩まないで、正直な気持ちを話し合おうと約束した。
仕事の方も順調に進んでいる。
二月の終わりに、私が三月末で退職すると公表した。
後任は小林さんと、彼女にはまだ任せられないものは先輩社員にお願いすると決まった。
進藤君との件以来、どこか元気がなかった小林さんも一気に仕事が増えたせいで沈んでいる暇はないようだ。
「桐ケ谷さんの仕事って思っていたより多かったんですね……ああ、これもある」
ぶつぶつ言いながらも、てきぱきとこなしているのはさすがだった。
「小林さんなら大丈夫だよ。四月からは先輩になるんだし頑張ってね」
「桐ケ谷さん、気持ちはもう辞めてません? 最後までしっかりお願いしますよ」
じろりと見られ、私は笑って頷いた。
これからはお互いひとりで悩まないで、正直な気持ちを話し合おうと約束した。
仕事の方も順調に進んでいる。
二月の終わりに、私が三月末で退職すると公表した。
後任は小林さんと、彼女にはまだ任せられないものは先輩社員にお願いすると決まった。
進藤君との件以来、どこか元気がなかった小林さんも一気に仕事が増えたせいで沈んでいる暇はないようだ。
「桐ケ谷さんの仕事って思っていたより多かったんですね……ああ、これもある」
ぶつぶつ言いながらも、てきぱきとこなしているのはさすがだった。
「小林さんなら大丈夫だよ。四月からは先輩になるんだし頑張ってね」
「桐ケ谷さん、気持ちはもう辞めてません? 最後までしっかりお願いしますよ」
じろりと見られ、私は笑って頷いた。