初夜から始まる夫婦事情~一途な次期社長の溺愛は鎮まらない~
「この前世話になったし」
「たいしたことしてないよ。気を遣わなくて良かったのに」
それに世話と言ってもあくまで仕事で、個人的にお礼をされるような話ではないけど。
困惑していると、小林さんが話に入って来た。
「この抹茶ケーキ有名なんですよね」
彼女はごく自然な態度でそう言い、進藤君に笑いかける。
「そう聞いてお土産にいいかと思ったんだ」
「進藤さんセンスいい。あ、私、新入社員の小林優海と言います。桐ケ谷さんに指導して貰っているんですよ」
「へえ、桐ケ谷が指導員してるんだ」
ふたりとも初対面とは思えないほど、自然に会話を交わしている。
人見知りをしがちな私にはないコミュニケーション力だ。
感心している内に、話はどんどん展開していき、小林さんがお土産を受け取る流れになった。
進藤君は私に「またな」と言い、総務部を後にした。
「たいしたことしてないよ。気を遣わなくて良かったのに」
それに世話と言ってもあくまで仕事で、個人的にお礼をされるような話ではないけど。
困惑していると、小林さんが話に入って来た。
「この抹茶ケーキ有名なんですよね」
彼女はごく自然な態度でそう言い、進藤君に笑いかける。
「そう聞いてお土産にいいかと思ったんだ」
「進藤さんセンスいい。あ、私、新入社員の小林優海と言います。桐ケ谷さんに指導して貰っているんですよ」
「へえ、桐ケ谷が指導員してるんだ」
ふたりとも初対面とは思えないほど、自然に会話を交わしている。
人見知りをしがちな私にはないコミュニケーション力だ。
感心している内に、話はどんどん展開していき、小林さんがお土産を受け取る流れになった。
進藤君は私に「またな」と言い、総務部を後にした。