幼馴染でストーカーな彼と結婚したら。
―――これが私のファーストキスだ。
次の瞬間、私の中で怒りがふつふつとわいてくる。
ファーストキスどころか、セカンドキスも、サードキスも、いや、もっともっとあった。舌まで入れられて! そんな大事なものを、このタイミングで……! ムードもへったくれもない、なんで今!
そう思って、ふと思考が止まる。
私、『なんで今』って思った。『なんでこのタイミングで』って思った……。
つまりは、今でなくても、いつかはこういうことをするかもしれない、と思い始めていた自分がいたことに気づいたのだ。
そして、その相手はきっと健一郎であるということも認めていた自分にも気づいたのだった。
次の瞬間、私の中で怒りがふつふつとわいてくる。
ファーストキスどころか、セカンドキスも、サードキスも、いや、もっともっとあった。舌まで入れられて! そんな大事なものを、このタイミングで……! ムードもへったくれもない、なんで今!
そう思って、ふと思考が止まる。
私、『なんで今』って思った。『なんでこのタイミングで』って思った……。
つまりは、今でなくても、いつかはこういうことをするかもしれない、と思い始めていた自分がいたことに気づいたのだ。
そして、その相手はきっと健一郎であるということも認めていた自分にも気づいたのだった。