きみはハリネズミ
学校から10分ほど走って、ようやく茅ヶ崎くんは自転車を道路の脇のちょっとした駐輪スペースに止めた。
「着いた」
「……ここ?」
住宅街にひっそりと佇む小さな建物。
白い壁にパステルグリーンの看板がかかって、ドアも同じ色に塗られている。
落ち着いた雰囲気でメルヘンというよりお洒落な感じのお店だった。
「Hedgehog café……」
「高坂さんの友達だよ」
含み笑いで茅ヶ崎くんは言う。
友達?
頭にハテナが浮かんだまま茅ヶ崎くんの後に続く。
カランカランとドアベルが鳴って店に入ると、自然光を取り入れた空間が広がっていて右奥にあるキッチンからは甘い匂いが漂ってきた。
「こちらにどうぞ〜」
昼間だからかほぼほぼ貸切状態で、1番くつろげそうなミニソファーのテーブルに通される。
「着いた」
「……ここ?」
住宅街にひっそりと佇む小さな建物。
白い壁にパステルグリーンの看板がかかって、ドアも同じ色に塗られている。
落ち着いた雰囲気でメルヘンというよりお洒落な感じのお店だった。
「Hedgehog café……」
「高坂さんの友達だよ」
含み笑いで茅ヶ崎くんは言う。
友達?
頭にハテナが浮かんだまま茅ヶ崎くんの後に続く。
カランカランとドアベルが鳴って店に入ると、自然光を取り入れた空間が広がっていて右奥にあるキッチンからは甘い匂いが漂ってきた。
「こちらにどうぞ〜」
昼間だからかほぼほぼ貸切状態で、1番くつろげそうなミニソファーのテーブルに通される。