無邪気な彼女の恋模様
三浦さんの話はこうだ。
今まで外注していた印刷製本作業を内製化することになり、各部署から応援の要請があった。
新しいチームを作ることはせず、とりあえず寄せ集めてやってみるらしい。
リノベーションチームは私以外は設計士だ。
一番仕事の自由が利くのが事務員である、私。
応援といっても籍を異動するわけではなく、あくまでもお手伝いという体で毎日午前中だけ行ってきてほしいということだった。
「お手伝いするのはいいんですけど、三浦さん~、絶対私のこと離さないでくださいね。」
“応援”とかいいつつ、そのままズルズルと引き込まれる例は多々ある。
そんなことになっては困るのだ。
だって私はこのリノベーションチームが大好きだし、波多野さんと離れちゃうなんて悲しすぎるもの。
「大丈夫よ。百瀬さんはうちのチームには欠かせない存在なんだから。そんなことになりそうになっても断固拒否するわ。」
三浦さんの力強い言葉に、私は素直にコクンと頷いた。
お世辞でも、そうやって言ってもらえて嬉しい。
何一つ資格を持ってない私が毎日設計士さんに囲まれて楽しく仕事をすることができるのは、三浦さんを始めとするメンバーが私を必要としてくれるから。
だから私は、私ができることには全力で頑張ることにしている。
今まで外注していた印刷製本作業を内製化することになり、各部署から応援の要請があった。
新しいチームを作ることはせず、とりあえず寄せ集めてやってみるらしい。
リノベーションチームは私以外は設計士だ。
一番仕事の自由が利くのが事務員である、私。
応援といっても籍を異動するわけではなく、あくまでもお手伝いという体で毎日午前中だけ行ってきてほしいということだった。
「お手伝いするのはいいんですけど、三浦さん~、絶対私のこと離さないでくださいね。」
“応援”とかいいつつ、そのままズルズルと引き込まれる例は多々ある。
そんなことになっては困るのだ。
だって私はこのリノベーションチームが大好きだし、波多野さんと離れちゃうなんて悲しすぎるもの。
「大丈夫よ。百瀬さんはうちのチームには欠かせない存在なんだから。そんなことになりそうになっても断固拒否するわ。」
三浦さんの力強い言葉に、私は素直にコクンと頷いた。
お世辞でも、そうやって言ってもらえて嬉しい。
何一つ資格を持ってない私が毎日設計士さんに囲まれて楽しく仕事をすることができるのは、三浦さんを始めとするメンバーが私を必要としてくれるから。
だから私は、私ができることには全力で頑張ることにしている。