無邪気な彼女の恋模様
***
というわけで、翌日私は印刷製本業務のために設けられた専用部屋へいそいそと赴いた。
ワクワクと緊張で若干テンパりぎみだ。
なぜワクワクかというと、席を立つ前に波多野さんが事前情報をくれたからだ。
「取りまとめのリーダー誰か知ってる?木村さんだよ。」
「木村さん?」
「百瀬の好きなイケメン木村さん。」
「はっ!マジですか!あの木村さん!」
木村さんはチームは違うけど同じフロアで働くイケメンリーダーだ。
三浦さんと同じくエリートコースで、とにかくイケメンで爽やかで人気がある。
私もファンのうちの一人だ。
その木村さんが印刷製本業務のリーダーだなんて。
嬉しくてつい浮き足立ってしまう。
ちなみに弁明しておくと、私の中で木村さんは波多野さんとはまた違った“好き”の部類であり、波多野さんの“好き”よりもかなり芸能人寄りの“好き”だ。
そんな人とお近づきになれるなんて!
私のワクワク感が顔に出ていたらしい。
波多野さんは「現金なやつだなー」とお腹を抱えて笑っていた。
ええ、ええ、すみませんねぇ。
ミーハーなんですよ、私は。
というわけで、翌日私は印刷製本業務のために設けられた専用部屋へいそいそと赴いた。
ワクワクと緊張で若干テンパりぎみだ。
なぜワクワクかというと、席を立つ前に波多野さんが事前情報をくれたからだ。
「取りまとめのリーダー誰か知ってる?木村さんだよ。」
「木村さん?」
「百瀬の好きなイケメン木村さん。」
「はっ!マジですか!あの木村さん!」
木村さんはチームは違うけど同じフロアで働くイケメンリーダーだ。
三浦さんと同じくエリートコースで、とにかくイケメンで爽やかで人気がある。
私もファンのうちの一人だ。
その木村さんが印刷製本業務のリーダーだなんて。
嬉しくてつい浮き足立ってしまう。
ちなみに弁明しておくと、私の中で木村さんは波多野さんとはまた違った“好き”の部類であり、波多野さんの“好き”よりもかなり芸能人寄りの“好き”だ。
そんな人とお近づきになれるなんて!
私のワクワク感が顔に出ていたらしい。
波多野さんは「現金なやつだなー」とお腹を抱えて笑っていた。
ええ、ええ、すみませんねぇ。
ミーハーなんですよ、私は。