桜が散る頃君はいない
まだ話すことがあったのかな?そう思いながら振り返ると、ギュッてしてくれた。
「…!」
「大好き。」
「私も!」
初めて言ってくれたんじゃない?いつも言ってくれないくせに。こんな幸せが続くんなら、私死んじゃうこと忘れちゃうよ。
この包帯の下の花のことも。
毎日1日3回の薬を飲むけど、それが液体だからさ、すごいまずいんだ…。
周りにはさ、侮辱されるし。
「あの子?もう死ぬんだから集中治療室なんていなくていいでしょ?」
「移ったらどうしましょ!?」
勝手に言えばいい。あなた達は、感情のひとつを無くしたとでも思っておくから。
毎日来てくれる柊を見てると、私が亡くなったらどうするの?って思うよ。
手紙とか書こうかな。
書いたところで、見てくれるかな。
【柊へ。あなたがこれを見てるってことは、
私、死んじゃってるかな?
ほんとはね、柊と色んなことしたかったよ。
一緒に誕生日祝ったり、
夏祭り行ったり、
喧嘩なんてまだ、
付き合ったばっかりだからしたことないね。
でも、この4ヶ月間ホントに楽しかった。
ごめんね。
もう、何も出来ないや。
あなたが私に触っても温かさや温もりなんて感じないでしょう。
いい人見つけてよね!
最後に私から謎ときを命じる。
一生解けない謎解きを。
私はいつからあなたが好きだったでしょう。
また会おうね。
世界一愛してます。
あなたが私の最後の人だからね?】
死ぬって怖いよ…。
この遺書で、柊との会話が終わっちゃう。
「死んだら、何も覚えてないんだよ?」
悲しみに暮れていると、病室のドアが開いた。
「千花?」
「…!」
「大好き。」
「私も!」
初めて言ってくれたんじゃない?いつも言ってくれないくせに。こんな幸せが続くんなら、私死んじゃうこと忘れちゃうよ。
この包帯の下の花のことも。
毎日1日3回の薬を飲むけど、それが液体だからさ、すごいまずいんだ…。
周りにはさ、侮辱されるし。
「あの子?もう死ぬんだから集中治療室なんていなくていいでしょ?」
「移ったらどうしましょ!?」
勝手に言えばいい。あなた達は、感情のひとつを無くしたとでも思っておくから。
毎日来てくれる柊を見てると、私が亡くなったらどうするの?って思うよ。
手紙とか書こうかな。
書いたところで、見てくれるかな。
【柊へ。あなたがこれを見てるってことは、
私、死んじゃってるかな?
ほんとはね、柊と色んなことしたかったよ。
一緒に誕生日祝ったり、
夏祭り行ったり、
喧嘩なんてまだ、
付き合ったばっかりだからしたことないね。
でも、この4ヶ月間ホントに楽しかった。
ごめんね。
もう、何も出来ないや。
あなたが私に触っても温かさや温もりなんて感じないでしょう。
いい人見つけてよね!
最後に私から謎ときを命じる。
一生解けない謎解きを。
私はいつからあなたが好きだったでしょう。
また会おうね。
世界一愛してます。
あなたが私の最後の人だからね?】
死ぬって怖いよ…。
この遺書で、柊との会話が終わっちゃう。
「死んだら、何も覚えてないんだよ?」
悲しみに暮れていると、病室のドアが開いた。
「千花?」