桜が散る頃君はいない
そこからは、何時間話しただろう。

話して。

聞いて。

笑って。泣いて。

そうしていると、彼女は眠ってしまった。

彼女の死体は、眠ってるのように優しく、微笑んでいた。

まるで、本物の白雪姫のように、いろんな人に囲まれて、王子のキスでは起きないけど、

彼女の姿は誰一人勝てないほどの美しさで満ち溢れていた。
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