木の葉
ぼくはどこへゆくんだろう?

木の枝から、はらはらと地上へ舞い降り兄弟たちに別れを告げた。


暫らくすると風さんにさらわれて空へ上った。
そのまま風さんと一緒に旅をした。
「風さん。風さん。ぼくたちは、どこへ行くの?」

とても無口な風さんは答えてくれかなった。

このままずっと風さんと一緒にいるのかな、なんて思ってたら

急に風さんはぼくの手を離した。
ぼくはまた、ひらひら地上へ


そこには、たくさんの仲間がいた。
ぼくは少し兄弟のことを思い出した。
みんな、どうしてるかな?

雨が降ってきた。
たくさん濡れてカラダが重い。
もう風さんと一緒に飛べないな。
そう思うと少し寂しかった。

ねぇぼくはどこへゆくんだろう。
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