俺様副社長は愛しの秘書を独占したい
「そういうわけにはいきません。……では食後の飲み物の準備は私にさせてください」
引き下がらない私に降参したふたりと共に、キッチンにお邪魔する。
平日は家政婦を雇っていて、部屋中の掃除はもちろん、三食準備してくれるようで綺麗に片づいていた。
「圭太君はなにを飲むの?」
「僕は牛乳がいいな」
「わかったよ」
まずはコーヒーメーカーに豆をセットして、その間に断りを入れて冷蔵庫から牛乳を取り出す。
コップに注いでいる間に、コーヒーの芳しい香りが漂ってきた。
すると洗い物をしていた副社長は水を止めて手を拭き、食器棚の中から紅茶の缶を取った。
「はい、瑠璃ちゃんの好きな紅茶」
「えっ?」
渡されたのは私の好きなアッサム。
「いつも瑠璃ちゃんが休憩中に飲んでいたから、好きなのかなって思って用意しておいたんだ」
彼の言う通り、休憩中や疲れた時によく飲んでいた。でもそれに気づいてこうして準備してくれていたなんて……。うれしくて胸がいっぱいになる。
引き下がらない私に降参したふたりと共に、キッチンにお邪魔する。
平日は家政婦を雇っていて、部屋中の掃除はもちろん、三食準備してくれるようで綺麗に片づいていた。
「圭太君はなにを飲むの?」
「僕は牛乳がいいな」
「わかったよ」
まずはコーヒーメーカーに豆をセットして、その間に断りを入れて冷蔵庫から牛乳を取り出す。
コップに注いでいる間に、コーヒーの芳しい香りが漂ってきた。
すると洗い物をしていた副社長は水を止めて手を拭き、食器棚の中から紅茶の缶を取った。
「はい、瑠璃ちゃんの好きな紅茶」
「えっ?」
渡されたのは私の好きなアッサム。
「いつも瑠璃ちゃんが休憩中に飲んでいたから、好きなのかなって思って用意しておいたんだ」
彼の言う通り、休憩中や疲れた時によく飲んでいた。でもそれに気づいてこうして準備してくれていたなんて……。うれしくて胸がいっぱいになる。