俺様副社長は愛しの秘書を独占したい
だけどドアを開け閉めする音が聞こえてくると、さすがの俊輔さんも慌て出した。
「圭太が起きてきた!」
「もう、だから言ったじゃないですか!」
ふたりしてベッドから飛び起きて、圭太君が部屋を訪ねてくるまでに、急いで着替えを済ませたことは言うまでもない。
「瑠璃ちゃんが作ってくれたパンケーキ、すごくおいしい」
「本当? よかった」
次々と口に運ぶ圭太君を見て、ホッとする。
「圭太、口についてるぞ」
そんな圭太君を甲斐甲斐しく世話する俊輔さんは、やっぱり兄というより、父親に見える。
こうして三人で朝食を食べる機会も増えてきた。その度に思っちゃっている。家族みたいだなって。
照れくさくなり、私もパクパクと口に運んでいると、珈琲を飲みながら俊輔さんが聞いてきた。
「瑠璃、今日の予定は? 夜まで一緒にいられる?」
「はい、大丈夫ですけど……」
私の答えを聞き、なぜかふたりは笑いながら顔を見合わせた。
「え、なんですか?」
不思議に思い尋ねると、声を揃えて言う。
「なんでもないよな、圭太」
「うん!」
そして俊輔さんから「三人で出かけよう」と提案された。
「圭太が起きてきた!」
「もう、だから言ったじゃないですか!」
ふたりしてベッドから飛び起きて、圭太君が部屋を訪ねてくるまでに、急いで着替えを済ませたことは言うまでもない。
「瑠璃ちゃんが作ってくれたパンケーキ、すごくおいしい」
「本当? よかった」
次々と口に運ぶ圭太君を見て、ホッとする。
「圭太、口についてるぞ」
そんな圭太君を甲斐甲斐しく世話する俊輔さんは、やっぱり兄というより、父親に見える。
こうして三人で朝食を食べる機会も増えてきた。その度に思っちゃっている。家族みたいだなって。
照れくさくなり、私もパクパクと口に運んでいると、珈琲を飲みながら俊輔さんが聞いてきた。
「瑠璃、今日の予定は? 夜まで一緒にいられる?」
「はい、大丈夫ですけど……」
私の答えを聞き、なぜかふたりは笑いながら顔を見合わせた。
「え、なんですか?」
不思議に思い尋ねると、声を揃えて言う。
「なんでもないよな、圭太」
「うん!」
そして俊輔さんから「三人で出かけよう」と提案された。