スキ。キライ。
『はぁ〜疲れた!!あのハゲ話長すぎるんだよ!!』


と講堂を出た途端叫んだ私の親友。“七海真依-ナナミマイ-”


『ちょっ!!声大きいって!!』


『大丈夫っしょ。事実だし。』


『そういう問題…‥?!』




始業式が終わって教室に向かう途中の廊下。真依は見た目は可愛いのに、とにかく口が悪い。中学2年以来ずっと一緒のクラスで、今では一番仲のいい友達だ。


『そういう問題だよ。羽海チャン。』


『そうですか…‥なら問題ないです。ハイ。』


『ならよろしい。それより、アイツ同じクラスになったね!!』
< 2 / 5 >

この作品をシェア

pagetop