悪魔のフリしたホストくん。
『あ~、大丈夫…
ちょっと階段から…』


卓弥『ちゃんと診てもらったのか?!』


私の事、心配してくれるんだ…


『うん、本当、大丈夫だから…』


卓弥『昔から、ドジだったよな…』


思い出話はやめて…


卓弥『鍋で火傷したり…
旅行に行った時なんか、』


『やめよ?
私達…離婚するんだよ…?』


これ以上思い出を話したくない…
思い出話が出来るほど、
整理が出来てない。
卓弥の声を遮った。


卓弥『ごめん…』


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