大好きっ!
でもそんなときに瑞輝がいた。
「奈々最近独りみたいだし、塾にもいってないっておばさんが心配してたぞっ。今日久しぶりにオレの部屋に来ないか?」

「うん…行く…学校サボって今いっていい?」

「おう…いいけど…なんかあったか?」

「うん…ありすぎて言い切れない。」

「わかった。チャリの後ろに乗れっ!」

アタシは何も言わずに乗った。この話を聞いてもらうために。
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