愛することに正解はない【完】
「……っ!もうっ、本当にダメ!ズルい!凛音が可愛すぎて愛しすぎてどうにかなりそう!」
そう悶えながら言う天は、友達の頃の爽やかな天とは大違いで糖度が高すぎる。
いつの間にか悶え終わった天は、気づいたら私の頬に手を滑らせ
今度は唇にキスを落とす。
嗚呼、甘い。
何度も角度を変えるキスは、私をドロドロにとかしてしまいそうなくらいに甘すぎる。
幸せだなぁ。
愛されてるなぁ。
そう毎日思わせてくれる天は、きっと世界一の彼氏だと思う。
「凛音、ずっと僕だけでいてね。」
そう言って軽くキスを落とす天に私は頷く。
「あたりまえ」
天はどこまでも私に一途だ。
きっとこれからも。
なぜかそう確信できる。