太陽と月
「椿は学校楽しい?クラスには馴染めた?」コンビニに行く途中、陽介に聞かれる。
私は美月以外の子達から色々言われてる事が頭によぎったけど
「うん!大丈夫だよ!凄く楽しい!」そう笑顔で答えた。
陽介は少しだけ悲しそうな顔をして
「そう?それだったら良いんだけど、この前も授業抜け出してたし」そう私の頭を撫でてくれた。
そっか。私が授業を抜け出した事心配してくれてたんだ。
「あの時はごめんなさい。ちょっとだけ、さぼってみたくて」とペロっと舌を出した私の頭を今度は軽く小突く。
「もうさぼっちゃダメだよ。何かあったら俺に相談して!生徒会長の西園 陽介が貴方の悩みを解決します!」とおどけながら笑った。
陽介、君はいつも太陽みたいな笑顔で私の事を救ってくれたね。
私は、嘘ばっかりついていたけど
君のその笑顔は本当に大好きだったよ---------。