太陽と月
コンビニに着くと、数人の男の子と女の子が入り口を防ぐ様にたむろしていた。
思わず立ち止まる私の手を陽介は握ってくれた。
「すみません。通して貰っていいですか?」陽介は怯える事なく、数人に声をかける。
「何々~?ラブラブカップルですかー?」
「美男美女だねー」
「通行料くれたら通してあげるー!」
そう小馬鹿にした発言が何個も飛びかった。
「すみません。通して下さい」陽介は挑発に乗る事なく、繰り返し言う。
するとリーダーらしき人物が
「あんたの彼氏、澄ました顔しちゃって、ウザイね」そう言って私を見る。
「彼氏じゃないです!」思わず反論する。
「椿、いいから。別のコンビニ行こ」そう言って陽介は私の手を握ったまま、来た道を戻ろうとした。
すると周りの男の子達が私達の前に回って来た。
「それは無いんじゃないのー?」
陽介は何も言わずに通り過ぎようとする。
その時、陽介に繋がれていない左手が誰かに掴まれた。
思わず立ち止まる私の手を陽介は握ってくれた。
「すみません。通して貰っていいですか?」陽介は怯える事なく、数人に声をかける。
「何々~?ラブラブカップルですかー?」
「美男美女だねー」
「通行料くれたら通してあげるー!」
そう小馬鹿にした発言が何個も飛びかった。
「すみません。通して下さい」陽介は挑発に乗る事なく、繰り返し言う。
するとリーダーらしき人物が
「あんたの彼氏、澄ました顔しちゃって、ウザイね」そう言って私を見る。
「彼氏じゃないです!」思わず反論する。
「椿、いいから。別のコンビニ行こ」そう言って陽介は私の手を握ったまま、来た道を戻ろうとした。
すると周りの男の子達が私達の前に回って来た。
「それは無いんじゃないのー?」
陽介は何も言わずに通り過ぎようとする。
その時、陽介に繋がれていない左手が誰かに掴まれた。