大人の女に手を出さないで下さい
明るさが目に入りゆっくり目を開けた梨香子は見たことの無い天井を見て一瞬どこにいるのかわからなかった。
はっとして横を見ると綺麗な寝顔が間近にあって驚き息を止めた。
蒼士くん…。
長いまつ毛を伏せいつも決まっている髪が乱れ額に掛かっている寝顔はゴクリと喉を鳴らしてしまうほど魅力的だ。
じっと見つめていたいけど今は何時かと時計を探す。
薄く開いたカーテンの隙間から光が見えるから朝には違いない。
起き上がろうとして腰にしっかり蒼士の腕が絡んでいるのに気付いて動きを止めた。腕を外せば動けるけどそれはしたくない。首だけ動かしサイドテーブルに見つけた時計が5時を指していた。
7時に朝食だからまだ時間はたっぷりある。
もう一度寝直そうと体を横たえ蒼士の寝顔を見つめた。
腰に絡む腕が温かい。
思えば蒼士と同じベッドで朝を迎えるなんて初めてだ。
梨香子が拒否し続けてたからなのだがこうしてみると蒼士の温かさが直に伝わって幸せを感じる。
ん?直に…?
ふと、違和感を感じて蒼士の首まで掛かっている毛布をちらッとめくってみた。
意外に逞しい胸板が見えて焦ってぱっと離す。
何も着ていない?
はっ!まさか自分も!?と自分の胸元を見たがしっかりホテルの着心地いいパジャマを着ているしはだけてもいない。
ホッとしてまた蒼士を見やる。
蒼士は寝るときパジャマは着ない派なのだろうか?もしや下も…。と気になりもぞもぞとめくってみようと手を動かし、見たいような、見たくないような…
いや、見ないでおこうと途中で止めた。
とりあえず、散々待たせたから梨香子が寝てる間に…てことはないみたいで安心した。
梨香子もこの旅行の間に、と、期待している。せっかくの熱い夜を意識のない間に終わらせる事はしたくない。
昨日は時差ボケでそれどころでは無かったが今日はたっぷり寝たお陰か頭もスッキリしている。この分だと旅行も楽しめそうだ。
待たせてばかりでごめんね…。
ちょっぴり罪悪感を感じながら温かい幸せに浸りたくて蒼士にすり寄り目を閉じた。
はっとして横を見ると綺麗な寝顔が間近にあって驚き息を止めた。
蒼士くん…。
長いまつ毛を伏せいつも決まっている髪が乱れ額に掛かっている寝顔はゴクリと喉を鳴らしてしまうほど魅力的だ。
じっと見つめていたいけど今は何時かと時計を探す。
薄く開いたカーテンの隙間から光が見えるから朝には違いない。
起き上がろうとして腰にしっかり蒼士の腕が絡んでいるのに気付いて動きを止めた。腕を外せば動けるけどそれはしたくない。首だけ動かしサイドテーブルに見つけた時計が5時を指していた。
7時に朝食だからまだ時間はたっぷりある。
もう一度寝直そうと体を横たえ蒼士の寝顔を見つめた。
腰に絡む腕が温かい。
思えば蒼士と同じベッドで朝を迎えるなんて初めてだ。
梨香子が拒否し続けてたからなのだがこうしてみると蒼士の温かさが直に伝わって幸せを感じる。
ん?直に…?
ふと、違和感を感じて蒼士の首まで掛かっている毛布をちらッとめくってみた。
意外に逞しい胸板が見えて焦ってぱっと離す。
何も着ていない?
はっ!まさか自分も!?と自分の胸元を見たがしっかりホテルの着心地いいパジャマを着ているしはだけてもいない。
ホッとしてまた蒼士を見やる。
蒼士は寝るときパジャマは着ない派なのだろうか?もしや下も…。と気になりもぞもぞとめくってみようと手を動かし、見たいような、見たくないような…
いや、見ないでおこうと途中で止めた。
とりあえず、散々待たせたから梨香子が寝てる間に…てことはないみたいで安心した。
梨香子もこの旅行の間に、と、期待している。せっかくの熱い夜を意識のない間に終わらせる事はしたくない。
昨日は時差ボケでそれどころでは無かったが今日はたっぷり寝たお陰か頭もスッキリしている。この分だと旅行も楽しめそうだ。
待たせてばかりでごめんね…。
ちょっぴり罪悪感を感じながら温かい幸せに浸りたくて蒼士にすり寄り目を閉じた。