大人の女に手を出さないで下さい
「かっこいいわよね〜!大人の女って感じ!」
「そうよね〜あたしたちが三雲さんに絡んでも余裕な顔してた!愛されてる自信ありますって感じ」
「実際愛されてるでしょ!脇目も振らず国永さんしか見てないよ三雲さん!若い男にあんなに愛されちゃって羨ましい!」
「そうよね〜あたしも年下のイケメンに愛されたーい!」
「どうしたら年下のイケメンゲットできるか国永さんに聞いてみる?」
「いいねそれ!」
善は急げとばかりにキャッキャッとはしゃぎながら二人は出ていったようだ。
暫くしてから出てきた梨香子は鏡を見て頬を撫でる。
赤みを差してるのはお酒のせいだけではないだろう。
初対面の人達にあんなふうに思われたのは初めてかもしれない。
今でこそ周りは好意的だけど、初めは年の差がありすぎて批判的な噂の方が多かった。
どうしよう…戻ったらあの二人に質問攻めに合うんだろうか?
積極的な二人のことだから梨香子がタジタジになるのは目に見えている。
「どうしたら…なんて自分でもわからないわよ、蒼士くんに聞いてほしいわ…」
頬を撫で一人ごちりながらトイレから出ると蒼士が壁にもたれて待っていた。
「梨香子さん、遅いから心配したよ」
「あ、れ?蒼士くん…今緒方さん達に会わなかった?」
「ん?ああ、ラウンジで入れ替わるように出てきたけどどうかした?」
「う、ううん。何でもない」
どうせなら蒼士に聞いてほしいのに彼はスルーされたらしい。
ラウンジに戻るのは正直億劫だ。
「そうよね〜あたしたちが三雲さんに絡んでも余裕な顔してた!愛されてる自信ありますって感じ」
「実際愛されてるでしょ!脇目も振らず国永さんしか見てないよ三雲さん!若い男にあんなに愛されちゃって羨ましい!」
「そうよね〜あたしも年下のイケメンに愛されたーい!」
「どうしたら年下のイケメンゲットできるか国永さんに聞いてみる?」
「いいねそれ!」
善は急げとばかりにキャッキャッとはしゃぎながら二人は出ていったようだ。
暫くしてから出てきた梨香子は鏡を見て頬を撫でる。
赤みを差してるのはお酒のせいだけではないだろう。
初対面の人達にあんなふうに思われたのは初めてかもしれない。
今でこそ周りは好意的だけど、初めは年の差がありすぎて批判的な噂の方が多かった。
どうしよう…戻ったらあの二人に質問攻めに合うんだろうか?
積極的な二人のことだから梨香子がタジタジになるのは目に見えている。
「どうしたら…なんて自分でもわからないわよ、蒼士くんに聞いてほしいわ…」
頬を撫で一人ごちりながらトイレから出ると蒼士が壁にもたれて待っていた。
「梨香子さん、遅いから心配したよ」
「あ、れ?蒼士くん…今緒方さん達に会わなかった?」
「ん?ああ、ラウンジで入れ替わるように出てきたけどどうかした?」
「う、ううん。何でもない」
どうせなら蒼士に聞いてほしいのに彼はスルーされたらしい。
ラウンジに戻るのは正直億劫だ。