大人の女に手を出さないで下さい
「改めまして、三雲蒼士です。このビルの担当もすることになったのでこれからちょくちょく来ると思いますのでどうぞよろしく」
ニコッと爽やかな笑みでもう一度名刺を差し出されそれを受け取った。
息子さんがこのビルの担当になるということはオーナーはあまり来なくなるのだろうか?
折角の目の保養が拝めないとなるとそれは寂しいなあとぼんやり梨香子がオーナーを見つめるとニコリと微笑まれた。
「僕も変わらずこちらには来ますので、息子ともども変わらずお付き合い願います」
「それはもちろん!こちらこそどうぞよろしくお願いします!」
はあ、やっぱりオーナーって素敵…。
梨香子がうっとりとため息をついてると耳元で囁く声が。
「雷に動じないなんて富岡さんより男前ですね、素敵です」
はっと耳を押え横を見ればオーナー息子が間近でにやりと流し目を送ってきた。
初対面の女に男前とはなんと失礼な!(そりゃよく言われるけども!)とムッとするとスッと彼は引いて、ではまた、と颯爽と去っていった。
ニコッと爽やかな笑みでもう一度名刺を差し出されそれを受け取った。
息子さんがこのビルの担当になるということはオーナーはあまり来なくなるのだろうか?
折角の目の保養が拝めないとなるとそれは寂しいなあとぼんやり梨香子がオーナーを見つめるとニコリと微笑まれた。
「僕も変わらずこちらには来ますので、息子ともども変わらずお付き合い願います」
「それはもちろん!こちらこそどうぞよろしくお願いします!」
はあ、やっぱりオーナーって素敵…。
梨香子がうっとりとため息をついてると耳元で囁く声が。
「雷に動じないなんて富岡さんより男前ですね、素敵です」
はっと耳を押え横を見ればオーナー息子が間近でにやりと流し目を送ってきた。
初対面の女に男前とはなんと失礼な!(そりゃよく言われるけども!)とムッとするとスッと彼は引いて、ではまた、と颯爽と去っていった。