女40歳、お嫁にもらってもらいます！

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今日は出張だ。

こないだ主任に指示して、2通りのやり方を進めていた件がそろそろどちらかに絞らなければならない時期に来ていた。

その答えを見つけるため、思い切って協力会社を訪問することにしたのだ。

当然、状況的に主任も同行する。

「係長、主任と二人で出張なんて、どうします？」

楽しそうに西田が私に耳打ちする。

「どうもしないわよ。」

何とか西田もぎりぎりの状態を脱して、オフィスでもいつもの調子が戻って来た。

何となく小島くんとの事も認知されつつあって、自然な二人の姿に私達上司はつい微笑んでしまう事も多くなった。

「係長、この席ですね。」

新幹線の二人席を顎で指しながら、主任が一瞬止まる。

「係長、窓際の席に座りますか？」